セリアのコーヒードリッパー
8枚入りで100円(税抜)のコーヒードリッパーです。
これひとつでドリッパーとペーパーフィルターの役割をするもので、コンパクトで荷物にならず、折り畳めばすぐに使用でき、使用後は捨てるだけなので、洗い物も出ない優れもの。
実際にグアテマラのシティーロースト(焙煎から10日ほど)を10gで150mlのコーヒーを落としてみました。
ペーパーフィルター部分はクレープのない、つるつるした薄い紙でできていて、ドリップ後半にかけて、微粉が目詰まりをおこし、お湯の通りが悪くなってきます。そのためドリップ後半のネガティブな成分が多く出てしまうためか、渋み、雑味が強くなる印象です。メッシュを粗めにすると少し飲みやすくなりました。
値段もドリッパーとペーパーを購入する方がはるかに安いですし、味も劣ります。
美味しいコーヒーを飲みたいという用途には合わないですが、キャンプや登山などで、荷物をできるだけ少なくしていきたい。出先でどうしても淹れたてのコーヒーが飲みたいという用途ならとても便利だと感じました。
また、コーヒー豆を何検体か用意し、飲み比べるときや、同じコーヒー豆のメッシュを変えて飲み比べ、最適なメッシュを確認するときなどは、家に同じドリッパーが何個もなくても条件をそろえて抽出することができますし、ドリッパーを何個も洗う手間が省けてよいと思います。
中身はこんな感じ。
折り畳むとこんな感じ。
10gの粉を入れるとギリギリです。
もっとよく膨らむ豆で粉の量が少し多くなると淹れるのが大変でした。
ポーレックス コーヒーミル
私が6年ほど愛用しているポーレックスのミルについてレビューしていきます。
現行モデルは刃の形状やハンドルの接続部分が異なるため、多少違いがあると思いますが、大きくは変わりないと思います。
手挽きのミルの中では容量が大きく30gほどを一度に挽くことができます。挽き心地はそれほど固くなく一回抽出分の豆(20g程度)なら苦なく挽くことができます。
セラミック刃のためメッシュの均一性は低いく、微粉も結構な量出ます。
逆にセラミック製のため、刃を丸洗いでき、清潔に保つことができます。
コンパクトで持ち運びやすく、普遍的でシンプルな飽きの来ないデザインです。
購入から4年ほどはメインのミルとして毎日1回以上、時には登山やキャンプなどにも持って行ってハードに使用していましたが、本体の軽微なへこみはありますが、刃のかけなどはなく耐久性はとても高いです。
私が購入した当時は5,000円程度でしたが現在は値上がりしており、同価格帯にタイムモアc2があるため、今どちらを買うかと言われたらタイムモアc2を選びます。しかし、購入からずっと私のコーヒーライフを支えてくれたミルだけにとても愛着があります。また、登山やキャンプなどのフィールドでは、メッシュのばらつきがあり、微粉も多いというワイルドな仕上がりがシチュエーションにマッチして、何とも言えない味わいが出るため大好きなミルです。
すべてパーツをばらした状態。
パーツも少なく簡単にばらせるので手入れが楽。
挽き目はばらつきがあり、微粉も多い